お久しぶりです。中澤です。
今回は、6月と7月に行われた日商簿記1級と全経上級を受けてきましたので、受けてきた感触と、どのように試験対策を行ったかを紹介したいと思います。
とにかく工業簿記・原価計算が弱い!!
2月の全経上級で足切りを食らって以来、私は工業簿記・原価計算に苦手意識を持ち続けていました。そのため、過去問題集や模試をいきなり解き始めるのではなく、基礎的な問題集をとにかく解き続けることにしました。
2月の試験のあとは業務も繁忙期だったため、勉強を再開できたのは3月中旬から。1カ月のブランクですべて忘れているのではないかと不安でした。しかし振り返ってみると、それまでの私は「形式で覚える」という変な解き方をしていたのだと気づきました。そこで「本質を理解して解く」という原点に戻り、テキスト・講義・問題集と、理解を重視しながら勉強し直していきました。
おそらくですが、工業簿記・原価計算は、簿記論や財務諸表論と違って、型で覚える解き方よりも理解を重視しなければ解けない問題が多い印象です。たとえば本試験では、見慣れない資料を前にして、仕損・減損があれば度外視法か非度外視法かを判断し、部門別原価計算であれば直接配賦法・相互配賦法・階梯式配賦法など、いくつもある配賦方法の中から、その問題にとって合理的なものを選び取る作業が必要になるからです。
「この論点が来たからこの解き方を使う」という解法パターンで解いていた頃の私には、この本質が足りなかったのだなと実感しました。
日商簿記1級は連結がすべて!?
日商簿記1級は公認会計士試験の登竜門といわれるほどで、連結問題が毎回のように出題されます。私はその連結会計がとにかく苦手で、連結問題を見ると動悸が止まらなくなります(笑)。
税理士試験(簿財)で扱う連結は日商簿記2級に毛が生えた程度なので、私には「連結=仕訳」というイメージしかありませんでした。そのため1級の講義を見ていると、タイムテーブルと呼ばれる表を作成しなければならず、これを作ること自体に初めは苦労しました。
それでも基礎的な連結については、試験直前の5月までに解けるようになりました! 連結の苦手意識も減ってきたので、直前期からは市販の模試集をひたすら解こうと思い、こちらのTACの教材を購入しました。
レベルが高すぎる模試
「これさえ解けば主要論点をカバーできる」と表紙に謳っていたので、自信満々に1つ目の模試を解きました。

すると、手が全く動きません。案の定、連結問題が出ましたが、何を言っているのか意味が分かりません(笑)。私が今まで基礎を勉強していたのは何だったのか、と本気で考えさせられる出題で、完全に意気消沈しました。
商業簿記・会計学で落ち込んでいたのですが、やけくそで工業簿記・原価計算を解いてみると、そちらはすらすらと解けました。ここでメンタルはギリギリ回復しました。
1回目の模試の点数は46点くらいでした…。
ただ、解説を見るとすっと納得できる良問で、本試験に近い雰囲気を感じられたのはよかったです。一方で、税理士試験と違って自己採点をしても上位何%にいるのかが分からず、自分の立ち位置がつかめないまま、終始不安でした。
続く2回目、3回目以降の模試も同様に、商業簿記・会計学が難しすぎて手が動かない→工業簿記・原価計算は手が進む、という流れの繰り返しで、直前期特有のメンタルの上下が激しかったです。
とはいえ、本気で理解できない論点は連結だけでした。前回11月の試験では連結が25点配点という異例の出題だったこともあり、ラスト1週間は連結以外の各社予備校のヤマを解き続けました(各社予備校とも、今回の1級は連結が出ないという予想がかなり多かったためです)。
次回は本試験の感想と自己採点をお伝えします。