こんにちは。安川です。体験談をもとに、税理士試験に合格するまでの道を記事にして発信しています。前回のブログの続きです。
前回のブログはこちら 税理士への道 -27- 就職後の勉強
税理士試験1回目の合格発表まで
就職してから2カ月以上が経過した12月中旬、いよいよ合格発表が近づいてきました。
2021年の合格発表は12月17日
税理士試験は、通常は8月の上旬に行われ、その合格発表(合否結果の郵送)はだいたい11月30日のようですが、2021年は東京オリンピックの影響により、試験が盆明けの8月17日から行われ、その合格発表は12月17日なのでした。
財務諸表論が簡単だった年
この年は簿記論と財務諸表論を受けたわけですが、以前にもブログで書いた通り、この年は簿記論が難しく、財務諸表論が簡単なのでした。簿記1級に合格していたという事実、本番前の簿記論の過去問の出来、そして過去問では出来の芳しくなかった財務諸表論の理論が本番ではまあまあ解けたことなどを総合的に鑑みると、受験直後はこれらの状況証拠のみでどっちも受かったんじゃないかとか楽観的に思ってました。
税理士試験の合格発表が近づくにつ募る不安
税理士試験が終わってから、まあ自己採点は全くしなかったわけですが。このときは、少なくともどっちかは受かっていて、どっちも落ちているという合否パターンが可能性としては一番低いとは思ってました。
しかし、合格発表が近づくにつれて、どんどんとどっちも落ちているんじゃないかという気持ちになってましたね。合格発表のプレッシャーがそうさせたんでしょうか。というか、どっちも落ちていたというときのことを考えるとどんどん不安になるのでした。
このときどんなことを思っていたかというと、まず、働いてない状態で受験してどっちも落ちたとしたら、来年以降働きながら本当に合格していけるのか、ということです。次に、そもそも税理士を本気で目指している又は税理士になることを見込まれて採用されたのに、どっちも落ちてたとしたら俺どうなるんだろ、みたいなことです。
後者の不安は、どっちも落ちたという事態が起きてしまってからにはどうしようもないですが、そもそも5科目合格が3か年計画だったということを盾に、過程はどうあれ最終的に3年で5科目受かりさえすればいいんだと、この頃は自分に言い聞かせて不安を取り除いていた気がしますね。

税理士試験合格発表の格別な思い出
こうして合格発表の日を迎えたのでした。前述の通り、12月17日に合否結果の郵送がされたのですが、17日は金曜日だったため、実際の合否結果の到着は週明けの月曜日の20日だったのです。
自宅に帰ってから結果を確認することに
この日のことはよく覚えてます。確か12時過ぎぐらいに母親からLineで「郵便が来た」という連絡を受けたのです。で、このときって雪がもう結構積もってて、車でなく歩いて通勤した日だったんですよ。よって、郵便を取りに帰ろうにも歩いて帰るにはしんどかったので、昼休みに取りには帰らなかったんです。
しかしこの日、山本先生と近くの顧問先に会計資料を取りに行くこととなり、その際に「何だったら合否結果を取りに家まで行くか?」みたいなことを提案されたわけです。しかしこの時の私は、「会社のみんながいるところで見て、もし落ちてたらどうすればいいか分からないです」ということで、結局家に帰ってから確認することにしたのでした。
無事2科目に合格
そして仕事も終わり、家に帰ったわけですが、持ち前のチキンハートが災いしてなかなか合否結果を見ることができなかったのです。16時半には家に着いてたとは思うんですが、結局意を決して合否結果の通知を開封したのは18時ぐらいだったと思います。無事に2科目受かってたわけですが。
2科目合格したと分かってすぐに、そのことを先生にチャットで連絡しました。そうすると、たしかホントにすぐに先生から「おめでとう!」と返信があったんですよ。これもうれしかったですし、さらに次の日の昼前ぐらいに、先生がサプライズでケーキを買ってきてくれたこともうれしかったですね。
合否結果がわかったのは自分の誕生日
奇しくも12月20日は自分の誕生日だったのですが、2021年の12月20日・21日は、自分の中でもホント格別に思い出に残るものとなりました。こうして2年目の税理士試験へと続きます。