こんにちは!社歴では若手の2年目、63歳の会計事務所職員、礒部です。
今回は60歳を越えてから新しい挑戦ということで、給与計算実務能力検定2級取得までの道のりを投稿いたします。
・資格取得チャレンジのきっかけ
・なぜ給与計算か、目指す姿は
・資格取得に向けて勉強スタート
・最初の誤算と挫折
についてお伝えします。
受験のきっかけ:若手の熱気と「学びを止めない」誓い

セカンドキャリアとしてこの仕事に携わって早一年が経過しました。少しづつ仕事に慣れてきた部分もありますが、それでもお客様の大切な“お金”を扱う仕事であるため毎日の緊張感は1年たった今でもあまり変わりません。その中で今回資格取得を目指した大きな理由は主に2つありました。
1つ目は、これまで全く経験のない業界・業務でしたので、そこで痛感したのは「日々の業務の精度を上げなければ、お客様はもとより仲間にも迷惑をかけてしまう」という焦燥感です。正確な仕事をするために、今回は基本から「給与計算」という専門分野を学ぶ決意をしました。
2つ目は、当事務所は若い人が目標をもって仕事に励んでいる環境なので、自分も刺激受けて頑張りたいという思いがあったことでした。また、もともと働ける内は年齢を言い訳にせずやれることはやってみよう、どうせなら楽に逃げずに自分に負荷をかけてみようという思いがあったのでチャレンジすることに抵抗はありませんでした。
知れば知るほど奥の深い給与計算
以前は毎月の給与明細は見ることはあっても差引支給額ぐらい、あと年に一回年末調整の還付額がいくらぐらいしか関心がありませんでした。その数字がどういうプロセスで算出されたかも関心がなく、当然税金や社会保険に関する知識も皆無に近いレベルでした。
こちらの事務所で仕事をすることになって初めて、それが法律や就業規則・労働契約に基づいて極めて厳密に正確に計算されている事を知りました。また給与計算はクライアント企業の従業員の「生活の基盤」を守るとともに、公的な「社会保障・納税」の正確な執行という信頼性が求められる責任の重い仕事だとも痛感しました。
実際の業務では、入力される数値さえ正しければ給与計算ソフトが正しく計算してくれますが、例外的な条件が発生したとき、「正しい知識」がなければ、システムが出した答えが合っているかどうかすら判断できません。またクライアントやその従業員ごとの「基本設定」や「条件変更」を行うのは人です。「なぜこの数字になるのか」を説明できるプロになりたい。その気持ちが今回資格取得をめざしたスタート地点でした。
勉強スタート
今回資格取得に向けてターゲットにしたのは、2025年11月の試験の合格でした。
実際に思いたったのは7月頃だったので4か月ほどあれば学習時間としては充分かなと思っていました。参考にしたテキストは、入社時に配布された「給与計算の手続きがしっかりわかる本」でまずこれをしっかり読み込もうと考えました。次に考えたのは事務所の書庫にあった「給与計算実務能力検定2級の公式テキスト」の読み込みです。2冊合わせて練習問題含めて500ページぐらいで、1日1時間、1日5ページで時間的に十分試験に間に合うだろうと考えました。ただ事務所にあった「2級の公式テキスト」は2022年度版でした。入社前に簿記の3級などを取得したときのテキストも数年前の版をBOOKOFFで500円ぐらいで見つけた物でやっていたので特に問題ないだろうと考えていました。
ただし給与計算にかかわる社会保険や税制、働き方のルールに関する改正は毎年発生します。実際に出題されるか否かは別として、この時点で少し甘く見ていたのかもしれません。
(実際テキストは後日最新版をAmazonで購入しました)
最初の誤算と挫折

やってみて思ったのは、「給与計算の手続きがしっかりわかる本」は非常に良いテキストだと思いましたが、基礎知識が乏しい自分にとっては1ページ分の内容を理解していくのは(不明な点をさらにネットで検索しながら腹に落としていくプロセスは)結構時間がかかると気づきました。それと充分な時間があることがかえってマイナスになったのかもしれません。
当初は毎日1時間を目途に勉強しようと思っていましたが、“今日は疲れた” “今日やれなかった分は明日まとめて2時間やればよいか”とか毎日継続的に取り組めないことが増えていきました。結果休日にまとめて勉強するとか、前回やったときから時間がたって勉強するということが常態化してきました。そして若い時と比べて感じることは、知識が反復されないまま時間がたつと忘れていく量が増えるという現実でした。
当然日数は過ぎてゆき、試験まであと2か月足らずとリミットが迫ってきても「給与計算実務能力検定2級の公式テキスト」に行き着けない状況でした。
10月から11月と季節も秋から冬に徐々に向かっていくにつれて、当初イメージした合格への道も福井の冬空のようにどんよりした雲行きになってきました。