こんにちは。25年10月に中途で入社した中澤です。
全く違う業種から働きながら税理士を目指すため、弊所に就職しました。
このブログでは、私が税理士試験に合格するまでの受験記録として、税理士受験生や資格勉強されている方のモチベーションアップなど、お役に立てたら嬉しいです!
全経上級の勉強と日商簿記との違い
前回のブログでも触れていましたが、今回は全経上級の勉強と、日商簿記との違いについてお話ししようと思います。
そもそも全経上級とは、全国経理教育協会(ZENKEI)が主催する簿記能力検定の最上位資格です。日商簿記1級と同等の難易度・評価とされ、合格すると税理士試験の受験資格が得られます。 科目は「商業簿記・会計学」と「工業簿記・原価計算」の4分野に分かれ、合計400点満点のうち70%(280点)以上で合格となります。 日商簿記1級とよく比較されますが、試験範囲自体はほぼ同じです。ただ、1級の合格率が10%前後なのに対し、全経上級は15%前後と、やや合格しやすいと言われています。
私は11月の日商簿記1級も受験しましたが、自己採点は36点と全く歯が立ちませんでした。業務的意思決定、NPV法、標準原価計算……テキストで見たことのある単語はありましたが、理解が全く追いついていませんでした。 当時は工業簿記・原価計算のインプット講義を見ただけの状態だったので仕方ない部分もありますが、やはり落ちるのは悔しいものです(笑)。
全経上級へシフトチェンジ
試験後はすぐに全経上級へと勉強をシフトしました。全経上級をメインで扱っているオンライン予備校がネットスクールしかなかったため、即座に申し込みました。 以前、簿記論・財務諸表論を勉強していた分、商業簿記・会計学には自信があったため、まずはこの2科目の過去問を解いてみました。 結果は84点・54点。計算に関しては忘れていた論点を詰めれば余裕で合格できそうなラインでした。
しかし、理論がメインとなる会計学については、財務諸表論で覚えた内容を忘れている部分が目立ち、点数が伸びませんでした。 理論は計算と異なり「知っているか否か」になりがちなので、理論暗記を再開しました。とはいえ一語一句覚えるのではなく、「研究開発費は繰延資産に計上できない理由」などを自分の言葉で説明できるよう、全体を理解する暗記法にしました。 全経上級の理論記述は、ある程度書けていれば配点がもらえるとのこと。丸暗記に時間を割くよりは、原価計算や管理会計の点数を確実にする戦略をとりました。
全経上級での課題
問題はその原価計算、管理会計です。アウトプット不足のため、問題集を何度も周回しました。全経上級の原価計算は、問1・問2などは2級レベルの比較的簡単な問題も多いのですが、1つ間違えると芋づる式にすべて間違えてしまう構成がほとんどのため、全く気が抜けません。 「基礎ができないと次の問題が解けない」という点が、部分点を拾える簿記論とは異なり、非常に苦戦しました。

試験1カ月前に過去問を解くと、400点満点中230点台となり、合格ラインまであと50点ほどに迫りました。しかし、残り1カ月という時期もあり、焦りも感じていました。 年末調整や法定調書作成等の業務を終えてから毎日2~3時間の勉強をする生活……きついですが乗り越えようと思います。 点数内訳も「80・60・30・50点」のように原価計算等の伸びが悪かったため、重点的に復習を行いました。特に苦手なのは、業務的意思決定のタックスシールドと経済的価値の論点です。
試験まで残り25日という段階で、追加で大原の模試セットを購入しました! 過去問は2周目に入ると必然的に答えを覚えて点数が上がってしまい、「初見問題への対応力」が伸ばせないと思ったためです。 簿記論では「大原の直前模試を完璧にすれば合格できる」というくらい信頼していたので、これを信じて解き続けます(笑)。

今週末が本試験!
いよいよ今週末が本試験です。 確定申告業務で繁忙期の中ですが、早めに仕事を上がらせていただいて、毎日2~3時間は勉強しました。商業簿記は連結を除いて不安要素はなく、原価計算は標準原価計算と工程別原価計算ぐらいが懸念点ですが、明日すべて総復習します。 11月時点では全く解けなかった原価計算も、過去問で平均70点は取れるようになっており、確かな成長を感じています。 ここで落ちてしまったら税理士になれるチャンスが1年延びてしまうため、自分の中でも簿財受験時とはまた違う緊張感があります(正直、簿財より緊張しています……)。 ただ、やれることはやったので悔いはありません。
本試験では全力を出し、今ある知識のすべてを出し切りたいと思います。 言霊はあると信じている派なので、合格してきます。というか受かってきます! 次回のブログには自己採点結果を記載する予定です。ぜひ楽しみにしていてください!(笑)