こんにちは。畑です。
現在は、2025年の試験結果を待っている状況です。
2024年の試験結果と2024年・2025年の勉強方法、そして2025年の試験結果まで書き切りたいと思います!
直前期の勉強方法
撃沈のTAC全国公開模擬試験を終えて、自分の課題を再確認し、税理士試験までの勉強内容とスケジュールの再設計を行いました。
【課題】
★財務諸表論
〇理論
・そもそもまだ暗記が進んでいない(理論に目を通した時間が圧倒的に少ない)
・自分の言葉で文章を組み立てられない(TACの「ポイントチェック」をただ暗記しているだけで理解が浅い)
〇計算
・ケアレスミスが多い(問題の解き方や解く順番など自分のスタイルが確立できていない)
・同じ論点を間違えがち(解答後の復習の深さが足りていない)
★消費税法
〇理論
・暗記の精度が低い(一言一句完璧に覚えるという意識が低い)
・解答のスピードが遅い(暗記の精度が低いため、思い出しに時間がかかっている)
〇計算
・納税義務判定が苦手(合併・分割、特定新規設立法人の論点に拒絶反応がある)
・得点につながるような解き方(時間配分)ができていない
(難易度が高く時間がかかりそうな問題を後回しにするなど解答中の切り替えができていない)
細かい課題はまだありますが、メインとしてこれらの課題をあげ、克服するための勉強法を考えました。直前期は勉強時間はたくさんあったので、毎日試行錯誤しながら少しでも課題を克服し、得点につなげられるよう勉強しました。
【勉強方法】
★財務諸表論
TACの「ポイントチェック」の暗記から取り掛かりました。自分で文章を組み立てて解答できることが一番良いとは思いますが、変に自己流で文章を作ってしまうとニュアンスの違いで配点をもらえないということになりかねません。まずは基礎固めとして、TACの確実な文章を覚えるべきと考えポイントチェックを精度高く暗記しようと思いました。また、理論の理解を深めるために「財務会計講義」を読みました。財務会計の全体像を把握するための大定番のテキストだと知り、思い切って購入しました。会計基準の新設・改訂の背景や時系列を把握できたことで理論の理解が進み、覚えやすくなった実感がありました。このテキストは、TACの公開模試が終わった週の土日に読んだと思います。
計算については、特に勉強方法は変えず、ひたすら演習問題を解きました。ケアレスミスや同じようなミスを減らすために、ミスノートを作成し、演習問題を解く前に必ず確認するようにしました。ミスノートには、どんなケアレスミスをしたか・なぜそのミスをしたかを書いたり、間違えやすい論点の解説を書いたりしていました。貸倒引当金の集計が複雑になった時のために、集計の仕方をメモしたりもしていました。(流動負債と投資その他の資産で分ける+一般債権・貸倒懸念債権・破産更生債権等で分ける+営業・営業外で分ける必要がある問題は集計方法を確立していないとミスなく集計するのは不可能ですよね。)頻出ではない問題は毎日演習問題を解いていても忘れがちになるので、ミスノートで毎回することが大事だと思います。

★消費税法
理論は、自分に合う暗記方法を模索しました。試した方法は、①理論マスターの音読②理論マスターを耳で聞く③理論マスターを塗りつぶすの3つです。
①理論マスターを音読:TACの「理論マスター」をぶつぶつと声に出して音読しました。主に直前期前半に行い、3時間かけて全ページ音読を毎日繰り返しました。これにより、すべての理論が満遍なく暗記できている状態になりました。ただ、文字を見て音読しているので、完璧には覚えられませんでした。
②耳で聞く:通勤往復1時間の車の中でTAC理論マスターの音源をひたすら聞いていました。文字を見ないので、覚えた理論のアウトプットに役立ちました。音源があるのでスピード感をもってアウトプットする力を鍛えられたと思います。1.4倍速がちょうど良かったです。
③理論マスターの塗りつぶし:理論マスターを暗記ペンで塗りつぶして赤シートで隠すという王道の暗記方法を取り入れました。どんどん塗りつぶし箇所を増やし、最後はほとんどの文字を塗りつぶした状態にしました。
この3つの勉強方法は全て自分に合っていると感じ、暗記の進捗によって①②③の比重を変えながら暗記の精度を高めていきました。初めは①を多めに、暗記が進んできたら③を多めに、②は通勤時に毎日行いました。直前期中盤~終盤は、理論全体を3分割して3日間で回すというスケジュールで理論暗記を進めていました。
他にも、理論を書いてみたり、タイピングしてみたりもしましたが、時間がかかるのと、手がつかれるのと、書くことやタイピングすることに気を取られてしまうのとで私には合わないなと思いました。

次回も、勉強方法の続きから書いていきます!