こんにちは。2025年4月に新卒で入社した、ヒカリ(ペンネーム)です。
神奈川から福井に移住して、働きながら税理士を目指して勉強中です。
前回は、税理士試験に挑戦した理由をお伝えしました。
まだ読んでいない方はよろしければ下記リンクからご覧ください。
今回は、税理士の勉強をはじめた頃についてお話したいと思います。
税理士試験に挑戦中の皆さんが、こんな人もいるんだ!と安心材料にしていただけたらと思います。
2022年12月 税理士試験の勉強スタート

税理士試験の勉強は、大学3年生の冬・21歳からはじめました。2022年10月下旬に日商簿記2級に合格したので、知識が新鮮なうちに簿記論・財務諸表論を学びたい!と思い資格学校の講座に申し込むつもりでいました。結論、大原の水道橋校で12月開講の簿財一括合格コースを通学受講しました。
税理士試験の講座の多くが9月開講であり、それらは11月から通学受講を申し込むと、収録授業を追っかけで受講し、追いついた段階で教室合流になります。本当は自宅から一番近かったTACの横浜校が良かったのですが、12月開講はありませんでした。そういった理由から12月開講で同世代の大学生が多く受講している大原を選択しました。
年内は、毎週月水金の週3講義で、日商簿記2級の範囲の復習、簿記論が中心でした。年明けから徐々に新規論点を学習し、財務諸表論の学習がスタート。大学が春休みに入る1月の終わりから週4講義になりました。2月には1度だけ土日にも集まり、2日間通して1日中演習しまくる「猛特訓」がありました。同じ大学の学部から税理士を目指している仲間はゼロで(観光学部だったのでそれが普通ではありますが…)、試験について話せる友人も身近にいなかったのですが、この講座はかなり人数も多く大学生ばかりだったので、同世代で頑張っている人に支えられながら、なんとか講義に食らいついていました。
とある女の子と2月ごろから仲良くなり、いつも隣の席で講義を聞いたり、質問を一緒に聞いたりしていました。講座の序盤からいつもテストはおそらく上位にいて、ものすごく優秀なのに謙虚で受験生の鏡みたいな存在でした。講座が終わってからは会っていませんが、今も税理士試験に挑戦し続けているといいなと思います😌
Aちゃん、大原でお世話になりました! 仲良くしてくれて本当にありがとう!!
1年目の勉強成績は・・・

肝心の成績はというと… テストはほとんど下から数えたほうが早いような順位にずっと位置していました💦 日商簿記2級の勉強の時に、簿記一巡や仕訳、基礎部分の本質的な理解をしていなかったですし、パターンで解いていたところがありました。基礎がわかっていない・身についていないのに、未学習論点・応用論点はできるわけがありません。年明けから「講義は受講しているけど個別問題や総合問題を解けるだけの理解と演習が不足している」状態のまま直前期まで来てしまいました。
また、高校受験や大学受験を経験せずに(高校は推薦入学、大学も内部進学)大学生になっているので、受験のように年単位で継続して長時間勉強するという習慣がありませんでした。これまでの人生ではテストの成績が振るわなくても授業態度や発表、課題など成果物の成績で評価されてきた自分が、初めて試験という結果で評価される世界に飛び込んだわけです。サックスも、音楽が得意だったから練習量も相まって上達したところがあります。長期間にわたって自分を律して勉強計画・それに沿って淡々と勉強するということができていませんでした。そりゃ講義に毎回参加して真面目に聞いていたって、成績が良くなるわけないですよね…。
でも、本当に環境には恵まれていました。Aちゃんだけではなく。簿記論の先生が気にかけてくれて、毎回の講義前に勉強した内容を聞き、もっとアウトプットの時間を増やしたほうがいい、こういう解き方をするといいとアドバイスしてくれました。財務諸表論の先生も、直前期にカリキュラム外で独自の問題を作ったり予想論点をまとめてくれて、精神面で弱っている時には鼓舞する言葉をかけてくれました。
1年目の試験当日
そんなこんなで、圧倒的に実力不足の状態で迎えた初めての税理士試験本番。会場は東京の江古田の武蔵大学でした。実家からだと電車の乗り換えが2回必要で、かなり遠かったので、念のため池袋に前乗り・前泊しました。そわそわして前日は眠りの質がかなり悪かったです。でもホテルに無料の朝食サービスがあったので、朝はきちんと食べ、胃腸から身体を目覚めさせられてよかったです。
会場には大原の先生がいて、応援してくれました。また、話したことはなくても顔を合わせたことのある教室の受講生もちらほら見かけ、皆頑張っているのだから最後まであきらめずに理論や論点の確認をしようと思いました。
試験は、簿記論は当時の自分の中で出来る限りを尽くしました。第二問で外貨建取引の論点が出て、潰しきれなかった苦手論点が試験に出てしまった!!と脳内でかなり焦りました。第三問でも、苦手にしていた商的工業簿記、未着品など特殊商品売買の論点が出て、パニックになりました。それでも、できるところを埋めようと努めました。財務諸表論は、財表特有の総合問題が全然解けないまま、理論も覚えきれずに本番を迎えてしまい、悲惨な状況でした。後から振り返って、2023年は簿記論・財務諸表論の受験資格が撤廃して初めての年・財表の難易度がかなり易しめな年だったので、完成度が低い状態で本番に挑んでしまったことに、かなり後悔しました。
結果発表~~~~~!!
自己採点は、内訳の記録が手元に残っていなく、大原の採点サービスに入力するともらえる合計の予想得点のみありました。悲惨すぎて晒したくないのですが、恥を忍んで公開します…。😭
簿記論:42点
大原:ボーダー50点、合格確実57点
財務諸表論:27点
大原:ボーダー66点、合格確実74点
結果:簿記論・財務諸表論ともに不合格

はい。こんな人もいるんです!弊所は一発合格を経験した人しかいないのでは、と思われるかもしれませんが、ここに税理士試験しくじり先生はいます。(苦笑)
どちらも自己採点でボーダー以下、そして基礎もままならないと判断し、次の年も簿記論・財務諸表論の初学者向け講座を受講しようと決意しました。2年目は、当初から希望していた実家から近いTACの横浜校で通学受講することにしました。
次回は、税理士試験2年目をお話します!