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30代元公務員の簿記2級合格記③

スタッフブログ

公開日: 2024年6月26日

更新日: 2024年11月11日

佐藤麻衣

こんにちは。佐藤です。
前回のブログはこちら

今回は、簿記3級の勉強を開始してたったの2週間(!)で弊所に転職することとなった経緯と、働きながらの勉強時間の確保についてお話ししたいと思います。

無資格でいきなり転職活動

簿記3級の勉強を開始して2週間ほど経過し、基礎的なことは概ねわかるようになりました。
「簿記で学んだ内容を一日も早く実務に活かしたい!」
そう思った私は、まだ簿記3級の勉強も途中だというのに、転職活動を開始することにしました。

未経験で経理に転職するならできれば簿記2級、最低でも3級は取得してからのほうがいいのでは…とも思いましたが、私は一日でも早く実務を経験したかったのです。

「理解を伴う勉強を」が簿記学習のモットーだったので、机上の勉強だけでなく実務も並行して経験することで、より理解が深まるのではないかと思ったからです。

それに、簿記2級の取得を待っていては就職までに時間がかかりすぎてしまう…と焦っていたというのもあります。
そうして簿記3級の取得を待たずして、無資格のまま見切り発車のような形で転職活動をすることにしました。

弊所との出会い

とはいえ、未経験・無資格での転職はかなりハードルが高いだろうとも感じていました。しかも30代という年齢もあり、「これといったスキルもない自分を採用してくれる会社なんてないのではないか」「せっかく応募しても何社も不採用になったらどうしよう…」と不安を感じていました。

そこで、派遣会社の求人を見てみることにしました。
派遣なら、正社員と違って経験や資格を問わない求人が豊富にありますし、就職の難易度もかなり下がります。

正社員の就活は内定が出るまでに時間がかかるだろうし、しかもうまくいくとも限らない。何社も不採用になったら時間的にも精神的にも余裕がなくなる…。それなら派遣でさっさと実務経験を積んでしまったほうがいいのでは?と思いました。

そして、何となく登録した派遣会社の担当から紹介されたのが弊所の求人でした。
弊所のホームページを見て、福井にもこんな先進的な考えの会計事務所があるんだ!と感激(?)しました。

前々から「仕事を効率化して浮いた時間で自己研鑽する。そうして得た知識をさらに業務に活かす」という好循環ができたらいいな、とは思っていたのですが、これまで働いてきた会社ではなかなか実現できませんでした。

「この事務所ならそういう働き方ができるかも…!」と心躍りました。(もちろんそう簡単なことではないのですが…) そして面談を経て、ありがたいことに2023年10月から勤務を開始することとなりました。

働きながらの試験勉強

そうして簿記3級の勉強と並行して、弊所での勤務を開始することとなりました。

憧れの経理の仕事に就くことができてとてもワクワクしていましたし、「早く仕事を覚えてバリバリ活躍したい!」「簿記の勉強もさらに頑張るぞ!」とやる気に溢れていました。

弊所は勤務時間が9時~16時と一般的な企業に比べて短く、そのため勉強時間も確保しやすいはず!と思っていたのですが…

未経験転職ということもあり、最初は慣れない仕事を覚えるのに精いっぱいだったのと、さらに私は自宅が坂井市のため、大野の事務所まで毎日往復2時間かけて通勤しなければならず…

恥ずかしいことに、毎日仕事から帰ってくるとクタクタで、テキストを開くのも億劫な状態に (笑)
働きながらの勉強時間の確保にはかなり苦戦することとなるのでした。

勉強時間捻出のために気を付けたこと

いざ働いてみて、働きながらの資格取得はとにかく勉強時間の捻出が難しい!ということを実感しました。
そこで、勉強時間の確保のために以下の4つのことに気を付けるようにしました。

その① 朝は勉強のゴールデンタイム

人にもよるかもしれませんが、基本的に夜よりも朝のほうが勉強に適していると思います。
睡眠で脳の疲れが取れているので頭がすっきりしていて、勉強した内容がすっと頭に入りやすい感覚があります。

夜だと、日中の仕事で脳は疲れていますし、そんな状態で勉強するのははっきり言って効率が悪いです。なので私は、夜はリラックスタイムと割り切って一切勉強せず(笑)、思い切ってさっさと就寝することにしました。
その代わり、朝は毎日5時に起きて、出勤前に必ず1時間程度は勉強する習慣をつけていました。

何事も3週間続ければ習慣化すると言われています。最初は大変でしたが、続けていくうちに「朝早く起きて勉強しないとなんだか気持ち悪い!」とすら思うようになりました。

その② スキマ時間の活用

私にとって、大野への毎日往復2時間の通勤が、勉強時間確保の最大のネックでした。
電車通勤なら通勤中にテキストを読んだり問題を解くこともできますが、私は車通勤だったのでそうもいきません。
何とかしてこの2時間を有効活用できないかと思い、通勤中にふくしままさゆき先生のYouTube動画の音声を聴くことにしました。

正直、仕訳などは画面を見ないと理解できず、音声のみではさっぱりわからないため、最初のほうの概要などの簡単な講義しか聴くことができませんでした。
あまり効率がいい勉強法とは言えませんが、それでも何もしないよりはだいぶマシです。毎日2時間、ちりも積もれば結構な時間になりました。

その③ ポモドーロテクニックでメリハリをつける

ポモドーロテクニックというのは、勉強時間を25分や30分といった時間に分割し、その間に5分、10分といった短い休憩を挟む時間管理のテクニックです。勉強時間を細かく区切り、意識して休憩をとることで、より集中して勉強することができます。

だらだらと時間を区切らずに勉強していると、途中で集中力が切れて効率が悪いので、私は勉強をするときはいつもこの方法でやっています。
時間を計るのはスマホのタイマーでもいいですが、私はスマホが視界に入ると集中できないので、30分が計れる大きめの砂時計を使用しています。

疲れを感じる前にこまめに休憩をとるほうが脳にも体にもいいみたいです。

その④ とにかく家事をしない(笑)

フルタイムで働いて家事も完璧にこなしていては、とても勉強する時間なんてないですよね。そこで私は、思い切って家事を(ほぼ)しないことに決めました。

具体的には、食洗器・ロボット掃除機・ドラム式洗濯機(いわゆる新三種の神器)を活用したりとか、料理は作り置きや冷凍の宅配弁当を活用する、などです。また、私は断捨離が趣味なのですが、家の中の物を徹底的に減らしまくった結果、片付けや整理整頓がほぼ不要(!)となり、掃除の手間もほぼなくなりました。
最近では家事代行サービスなどもあるようなので、時間と手間をお金で買うつもりで利用してみるのもいいなと思っています。

私の好きなYouTuberさんの動画で「最も重要な決定とは、何をするかではなく何をしないかだ」というスティーブジョブズ氏の名言が紹介されていたのですが、しないこと(やりたくないこと)を決めると生活が快適になり、仕事や自己研鑽などより重要なことに時間を使うことができるので、いいことばかりです。

こんな感じで、働きながらもなんとか勉強時間を確保することができ、簿記3級合格レベルに達することができたのでした。

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プロフィール

2匹の猫と暮らす30代の元公務員です。
未経験&簿記3級すら持っていない状態で弊所に転職しました。
趣味は英語学習と漫画を読むこと。
英語力維持のため、通勤中に海外のアニメを観るのが最近のマイブームです(笑)

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