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30代元公務員の簿記2級合格記②

スタッフブログ

公開日: 2024年6月19日

更新日: 2024年11月11日

佐藤麻衣

こんにちは。佐藤です。
前回のブログはこちら

簿記へのリベンジ

地元福井で経理職への転職を目指すこととなった私は、まず簿記3級の勉強を開始することにしました。
私がこれまでに経験した仕事は公務員・金融・貿易事務とバラバラ。どれも特に簿記の知識は必要ない職種ばかりです。

しかし、簿記の勉強が全くの初めてだったかというと、実はそうでもありません。
実は私、大学では商学部に通っていたんです!
商学部に進学したのは、高校生のときに「大学では就職に有利になるような、実践的で実務に役立つ知識を身に着けたい!」と思ったからでした。
そして国立・私立大のあらゆる経営学系の学部を受験し、どれも無事合格しました。

なのに簿記3級すら取得せずに卒業するなんて…高校生のときの私は思ってもいませんでした。
ちなみに大学の同期はほぼ全員、卒業までに簿記2級(人によっては1級も!)を取得しており、3級すら取得していないのは私くらいなものでした…

実は大学での簿記の授業が、私に簿記に対する苦手意識を植え付けることになったのです。

大学時代の反省を活かして

私が大学時代にした簿記の勉強は、機械的な暗記で理解を伴っていない、正直言ってあまり意味のないものでした。
大学での講義は(大変失礼ですが)決して教え方が上手いとは言えず、授業を聴くのが非常に苦痛で、私は簿記に対して興味を見出すことができませんでした。
にもかかわらず、単位取得のために理解を伴わないままひたすら勉強しなければならず…

結果として、簿記に対して「よくわからない小難しいもの」という苦手意識を持つようになってしまったのです。
(当時、今のように無料でわかりやすく簿記の解説をしてくれるYouTuberさんがいてくれていたら、私の簿記学習は全く違ったものになっていたでしょう…)

単語の意味や簿記の概念からさっぱりわからず。そもそも「借方」「貸方」って何の意味があるの?借りるとは?貸すとは?という段階ですでに躓いていました(笑)
今思えばそんなことは深く考えず勉強を進めてしまって何ら問題なかったのですが…大学の授業ではそんなことは教えてくれません。

その場しのぎの勉強で何とか大学は卒業でき、卒業後は公務員として就職することに。そうしてさらに簿記とは無縁の生活を送ることとなりました。
経営に関する実践的な知識を身に着けたい!と経営学部を志望したのに、まさか簿記すら取得せず公務員になるとは…

この苦い(?)経験から、今回簿記3級に再チャレンジするにあたり、「理解を伴った勉強をする」ことに一番の重きを置くことにしました。
理解を伴わずにひたすら暗記に頼るような勉強は絶対にしない。(手っ取り早く合格したい人、資格取得そのものがゴールになっている人ならアリかもしれませんが)

私が簿記を勉強するのは、未経験から経理職に転職するためです。
簿記で学んだ知識を仕事に活かすことが目標なので、「この勉強は経理の実務にどうつながってくるのだろう」といったことをイメージできるような勉強をしたいと思っていました。

簿記3級で使用した教材

理解を伴う勉強のためには、まずは教材選びが何よりも大切です。
ネットでいろいろと調べたところ、ふくしままさゆき先生のYouTube動画にたどり着きました。

ふくしままさゆき先生の動画は、弊所スタッフのブログでもこれまでに何度も登場していますよね。(またか!と思った人もいるかもしれません(笑))
それくらい本当にわかりやすく、簿記の勉強を一度は挫折した私でも、無理なく勉強することができました。

ふくしま先生自身が理解を重視した講義をすることをモットーとされており、親しみやすい語り口や、実務での小話なども交えて解説してくださるのが簿記初心者にはかなりありがたかったです。

「この仕訳ってこのためにしているのか!」「実務では実際こういうふうにするんだ!」など、実務をイメージしやすく、なるほどな~と思うポイントが多々ありました。

あと、テキストを読むだけの勉強だとどうしても勉強中に眠気が襲ってくるので(笑)、動画だと飽きずに勉強できるという点もよかったです。

とはいえ動画だけで簿記3級合格レベルに到達するのは難しいので、以下の書籍でさらに足りない部分を補うことにしました。

  • ホントにゼロからの簿記3級Kindle版 ふくしままさゆき著
  • スッキリうかる 日商簿記 3級 本試験予想問題集 TAC出版開発グループ著

勉強方法

上記の教材を使った私の簿記3級の勉強方法はこんな感じ↓です。

①ふくしままさゆき先生のYouTube動画(全26回)を2周する

②ふくしままさゆき先生のテキスト(Kindle本)で問題を解く

③「スッキリうかる 日商簿記 3級 本試験予想問題集」で本試験レベルの問題を解く

まず①&②で簿記3級の全体像を把握し、最後に③で本試験レベルの問題に慣れる。これが私にとって一番いい勉強法でした。

ふくしま先生の動画は理解を深めるのに最高の教材なのですが、理解しやすくするために数値などが簡略化されているため、合格レベルに達するには、やはり予想問題集などで本試験レベルの問題に触れておくのがいいと思います。

さらに私は、簿記3級の勉強と同時並行で決算書の読み方に関する本も読むことにしました。
特にわかりやすかったのは以下の書籍です。

  • 会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方 大手町のランダムウォーカー著
  • ぶっちゃけ会計のことがまったくわかりません・・・ 小山晃弘著
  • マンガでわかる 決算書の読み方超入門 羽野誠一著

これらの本を読んだのは、「簿記の最終的なゴールは決算書を作ることなので、その決算書の内容を知ることでより深く簿記を理解できるようになるのではないか」と思ったからです。

簿記=仕訳ですが、その仕訳をすることで一体どこに向かっているんだろう?というのが簿記初心者の私にはいまいちピンとこなかったので、これらの本がとても役立ちました。

ちなみに私はKindle Unlimitedに加入していたため、これらの本は全て実質無料で読むことができました(2023年10月時点での話です)。
Kindle Unlimitedではこれらの他にも簿記や会計・経理の仕事に関する書籍がいくつも対象になっており、初心者の私が基礎知識を得るのにかなり役立ちました。

これらの「わかりやすい」を何よりも重視した勉強法のおかげで、私の簿記に対する苦手意識は見事に消え去り、「簿記ってちょっと面白いかも?もっと深く勉強したい!」と思えるようになりました。
私の簿記への苦手意識克服作戦(?)はとりあえず成功です。

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プロフィール

2匹の猫と暮らす30代の元公務員です。
未経験&簿記3級すら持っていない状態で弊所に転職しました。
趣味は英語学習と漫画を読むこと。
英語力維持のため、通勤中に海外のアニメを観るのが最近のマイブームです(笑)

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