初めまして。佐藤と申します。
私は2023年10月にこの事務所に派遣社員として採用され、約8か月になります。
もともと地元福井で公務員として働いていましたが、数年前に転職し東京へ移住。
しばらく県外で働いていたのですが、訳あって昨年福井に再度Uターンしてきました。
この事務所に採用された当時、私は経理や会計の仕事は未経験。さらに簿記3級すら持っておらず、まさに右も左もわからない状態でした。
そんな私ですが、働きながら約4か月の勉強期間を経て、今年2月に晴れて簿記2級に合格することができました。
このブログでは、私が未経験でこの事務所に転職した経緯や実際に働いてみて感じたこと、働きながら簿記2級に合格できたコツなどについてお話ししたいと思います。
公務員として働いた20代
私は関西の大学を卒業後、地元福井にUターンし公務員として働いていました。
仕事の話になると他人から「公務員って毎日定時で帰れるんでしょ?うらやましい!」と言われることがとても多かったのですが(皆さんの中のイメージもそうでしょうか?笑)私が公務員として働いた数年間はおそらく世間のイメージよりもはるかにハードでした。
もちろん部署や繁忙期・閑散期にもよるのですが、任される仕事の量も責任も重く、残業が深夜まで及ぶことも珍しくありませんでした。
公務員の仕事を通じて、普通に生活していたらなかなかできないような経験もたくさんできましたし、社会人として大切なことも学ぶことができたのですが、30代に入る頃に、このまま今の仕事を続けていくことに疑問を感じるようになりました。
ハードワークが続いたことで体調面での不安もありましたし、20代の時間の大半を福井で過ごしたことで、心機一転都会に出て新しい世界に身を置きたいという気持ちが自分の中で大きくなっていきました。
上京、そして再び福井へ
コロナ禍で初めての転職活動、しかも公務員から民間企業に転職なんてうまくいくのだろうか…と不安でいっぱいでしたが、運よく東京にある金融系の会社から内定を頂きました。
東京では新しい人間関係に趣味に仕事にと、とても充実した時間を過ごしました。
このまま定年まで同じ会社で働き、一生都会で暮らしていくのだろうと当時は思っていましたが、転職して2年ほど経った頃に実家の家族が急病で倒れました。
私は看病のため仕事を辞めて急遽福井へ帰ることに。
思いがけず人生2度目の退職。私の東京生活はあっけなく幕を閉じました。
もう福井へは戻らないと決意し上京したのに、自分でもまさかの展開であっさりと福井に帰ることになってしまいました。
しかし、家族が病気になりその命が脅かされるというのは私のこれまでの人生で最も衝撃的な出来事でした。 これからは福井で家族との時間を大切にしたい、家族の身にもしものことがあったときに、そばにいてあげられないことで後悔するのは絶対に嫌だ!と強く思うようになりました。
30代、気づいたらキャリアの軸がブレブレ
福井に帰ってしばらく経ち、看病も落ち着いてきたので福井で職探しをすることにしました。
まだ求人も見ていないのに、福井だと仕事の選択肢が少なくて自分の可能性も狭まってしまうんだろうな…と少し憂鬱な気持ちになっていました。
また、私は公務員時代が長かったため、民間企業で即戦力になるようなスキルは大して持っていません。
30代にもなってこれといった専門性もキャリアの軸もない自分に対しても焦りを感じていました。
簿記の勉強開始
「これからは一生もののキャリアを築いていきたい」
そう思っていろいろと調べていく中で、簿記の資格や経理の仕事に興味を持つようになりました。
- 経理や財務・会計の仕事はどの会社でも必ず必要とされる(=地方でも求人が豊富にある)
- 高度な専門知識が必要な仕事のため、自己研鑽に励めば一生もののキャリアになる
これらの点が私にとって非常に魅力的でした。
自分のやる気次第で資格を取ってどんどんステップアップしていけるというのも、新しいことを勉強するのが好きな自分には合っている気がしました。
また、過去に自己啓発の一環でFP3級の資格を取ったのですが、そのときにお金に関する勉強が楽しいと感じ、さらに専門的な内容に踏み込んで知識を付けたいとも思っていました。
本当は得意の英語を活かしたキャリアに就きたいとも考えていたのですが、福井では英語を使う仕事の求人は圧倒的に少ない…(涙)
経理の仕事なら福井でも求人が豊富にあるし、自分に合う会社が見つかりやすいのではないか。そんな希望が自分の中に生まれました。
英語を仕事にすることに憧れや未練はありましたが、仕事ではなく趣味で楽しもうと割り切ることにしました。
そしてまずは簿記3級の勉強を開始することにしました。