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元教員子育てママの簿記2級合格記①

スタッフブログ

公開日: 2024年5月17日

更新日: 2024年10月18日

山根美咲

はじめまして、山根と申します。

前職は小中学校の教員をしていました。
2024年の1月からパートとして週3日勤務を開始し、2024年4月からフルタイムで働いています。
プライベートでは、4歳の息子と2歳の娘をもつ二児の母親でもあります。
第二子の育休中に日商簿記3級と2級を取得し、教員を退職して本事務所に転職しました。

・未経験で経理職に転職した経緯を知りたい
・育児中の簿記勉強方法について知りたい
・育児と仕事の両立が可能なのか知りたい

本ブログでは、私の体験談をもとにこれらの疑問に答えていきたいと思います。
未経験や子育て中の転職を考えている方の参考になれば幸いです。

教員からの転職を考えたきっかけ

以前は、神奈川県の小学校で教員をしていました。第二子の育休中にコロナ禍になったことをきっかけに、私の地元である福井に家族でUターンしました。育休後は神奈川県に戻る予定でしたが、福井での暮らしが気に入り、本格的に福井に移住したことが転職を考えたきっかけです。

教員としての仕事は嫌いではなかったので、福井で教員を続ける選択肢ももちろんありました。しかし、出産をきっかけにこれからの自分の人生について考える中で、「このまま教員を続ける人生でいいのか」という疑問が心の中にあることに気づきました。

転職が厳しい現実

そう考えた私は、初めて「転職」という可能性を考え始めるようになりました。
いくつかの転職エージェントに登録して相談しましたが、そこで知った事実は「30代で教員から転職できる会社はほとんどない」ということでした。

もちろん、20代であれば、もっと幅広い選択肢があったように思います。また、同じような教員や塾の講師業などであれば比較的転職しやすいとも言われました。しかし、教員や講師ではない業種となると、前職を生かして転職するのはかなりハードルが高いという現実がありました。

「やっぱり教員を続けていくしかないのかな…」

そんな思いの中、とあることがきっかけで、簿記の勉強を始めたことが、今回の転職につながるきっかけとなったのです。

簿記との出会い

育休中に、動画や本で家計管理について学んでいました。そんなある日、私が好きなYoutuberの方が、とある動画の中で「簿記」の勉強を勧めていました。調べてみると、日商簿記の資格は家計管理に生かせる知識になるだけでなく、転職にも有利な資格であることを知りました。

実は、私の簿記との初めての出会いは2年前になります。当時、夫が教養として日商簿記3級の資格を取得するために勉強していました。当時の私は簿記の資格に興味がわかず、夫が勉強する姿を横目で見ているだけだったのですが(笑)夫が勉強に使っていたテキストが家にあることを思い出しました。また、幸いなことに、夫が学習に使っていたオンラインの動画講座(クレアール)もまだ見ることができる状況でした。

調べてみると、日商簿記の3級の目安勉強時間は2~3か月とのこと。であれば、子供を自宅で育児中の私でも可能かもしれない…!そう決意した2023年の4月、私の簿記勉強生活がスタートしました。

育児と簿記勉強の両立

日商簿記3級の勉強は、自宅にあったクレアールの教材を使うことに決めました。当時1歳だった第二子の娘を自宅で育児中だったため、娘の昼寝時間(約1時間)と夜(2時間)を勉強時間に充て、5月中に簿記3級を取得することを目標にしました。

教材は一通り揃っていたので、勉強の進め方には悩みませんでした。まず、簿記3級の講義動画を一通り視聴し、その後クレアールのテキストに沿って学習を進めました。簿記という学習自体が初めてだったので、初めは頭に?が浮かぶことも多かったのですが(笑)、徐々に理解できるようになりました。

難しかった勉強時間の確保

育児中に資格勉強をすることの一番の難しさは、「時間の確保」ではないでしょうか。もれなく、私もこの問題に悩みました。
「時間はつくるもの」だとよく言われます。もっともです。しかし、育児は自分でコントロールできないことが本当にたくさん起こりますよね。

私の場合、例えば娘が日によってはなかなか昼寝してくれなかったり、夜寝かしつけ後に子供が起きてしまったりと、自分の思うように勉強時間が確保できない日が多々ありました。また、突然子どもが体調を崩し、勉強が数日間できなくなったこともありました(子どもが体調を崩すと、本当に何も手につかないですよね笑)。

育児はコントロールできないものだと頭ではわかっていても、勉強が予定通りに進まないことにストレスを感じ、子どもや夫にあたってしまうこともありました(自分の人間としての器の小ささを痛感して落ち込むことも)。

一時保育の利用が転機に

「これではいけない…」そう思った私は、夫と相談し、平日の日中娘の一時保育を利用する決断をします。平日の2,3日、娘を近くの保育園に預けることにしました。複数の園に問い合わせをし、運良くとある保育園で、平日2~3日娘を受け入れてもらうことができました。

後に、私は日商簿記2級の資格まで取得することができたのですが(後述します)、娘を受け入れてもらえる保育園がなければ、育児をしながら日商簿記2級まで取得することは難しかったと思います。そういう意味で、私は本当に運が良かったです。

一時保育は、誰もが簡単に利用できる制度ではありません。制度上はあるものの、一時保育として受け入れ可能な園が限られているからです。実際に私も複数の園で定員オーバーだと断られました。また、優先順位としてはお仕事をされている方が優先になるため、「資格取得のため」というと渋い顔をされたり、「週1回ならなんとか…」と利用を渋られたりすることも多々ありました。また、一時保育を利用するためにはお金もかかるため、家族の理解や家計との相談が必須です。

私の場合、これもまた運が良かったのですが、福井市では第二子以降の一時保育の利用が無償化されていたので、無料で一時保育を利用することができました。子育て中の方で、資格勉強時間の確保に悩まれている方がいたら、居住地の一時保育の制度を調べてみるといいかもしれません。

日商簿記3級取得

そんなこんなで(笑)、予定より1か月遅れの2023年6月に無事日商簿記3級を取得することができました。仕訳など、暗記が必要なものもあったため、一時保育の利用でまとまった時間が確保できたことはとても大きかったです。また、オンライン受験ができたため、娘の一時保育利用日に受験日を設定できたこともありがたかったです。

次回に続きます。

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プロフィール

4歳の息子と2歳の娘をもつ2児の母です。
未経験で弊社に転職し、日々奮闘中。

趣味は読書。
朝早起きして、読書する時間が唯一の息抜き時間です。

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