こんにちは、畑と申します。
大野市で生まれ育ち、地元地域の経済の活性化に貢献したいという想いで税理士を目指しています。
社会人4年目の25歳で今の目標は30歳までに税理士になることです!
このブログでは、私が税理士を目指す理由とこれまでの勉強遍歴、受験期間の過ごし方や勉強方法についてをメインにお話ししようと思います。
2023年から税理士試験に挑戦中で、2023年には簿記論を受験し合格しました。2024年試験で財務諸表論と消費税法を受験予定です。
私もまだ1科目合格と税理士試験のスタートラインに立ったばかりですが、これから税理士試験に挑戦される方、特に私と似た環境や性格タイプの方、同じ悩みを持つ方の参考になれば嬉しいです!
税理士受験生の仲間入り
私の税理士試験挑戦の始まりは2022年の11月頃でした。
弊所に入社前だったのですが、内定後に山本先生から「税理士を本気で目指すなら、教材費を補助するので8月の試験に向けて今から勉強を始めたらどうか」と、とんでもないご提案をいただきました。
内定をいただいたときから税理を目指そうと決意し、とりあえず独学で勉強を始めようかと思っていたところだったので本当にありがたいご提案でした。(とりあえず本屋さんで買えるTACのテキストを購入していましたが、実際どうやって勉強すれば良いか全くわかっていませんでした。)
すぐにTACの通信教材(基礎マスターコース)を用意していただき、受け取ったのが11月頃でした。
講義のDVDとテキスト・トレーニングをもらっていたので、平日仕事が終わってから勉強をする時間を設けて講義を受け始めました。
初めは高校生の頃の簿記の記憶を呼び起こす作業でした。最後に簿記を学んでから5年以上経っていたので覚えているか不安でしたが、講義を受けていくと意外と鮮明に当時学んだ簿記の基礎が蘇ってきました。簿記論という科目にあまり抵抗感なく入っていけたと思います。
ただ、大学を卒業して2年間は全く勉強をすることがなかったので、時間を確保して習慣的に勉強することが難しかったです。毎日勉強しようと思っても、次々に色んな予定を入れてしまって結局勉強する時間がない…というのを繰り返し、中々勉強を優先することができませんでしたね。
~簿記論学習の全体像は、ざっくりとこんな感じです~
- 基礎期(~12月):各論点の基礎を学習(テキスト4冊分)
- 応用期(1月~4月):基礎期で学習した各論点の理解を深める(テキスト4冊分)
- 直前期(5月~7月):直前対策
(講義を受ける→その講義に対応するトレーニング問題を解く→実力テスト・演習を解く の繰り返しです。)
進捗はというと、弊所に入社直前の12月末で基礎期のテキストが4冊中2冊終わっていたというくらいです。今でこそ受験期の全体像を把握しているので学習が遅れていると思えますが、この頃は何も気にせずただマイペースに勉強していました。勉強していることが素晴らしいという感覚です(笑)
入社してからは、終業後16時~18時頃まで習慣づけて勉強し、TACの講義に追いつくことを目標に勉強を進めていきました。
5月頃までは平日は毎日2時間程、土日は予定をあまりセーブすることなく入れて、空いている時間に勉強をするという状態でした。あまり覚えていないのですが、土日の勉強時間は少なく、平日の方が安定して勉強時間を確保できていたと思います。
この時点で講義には追いついていましたが、問題の演習が圧倒的に足りていませんでした。
4月頃から山本先生が、簿記論勉強会を開催してくれました。参加者は、山本先生・先輩の受験生・私の3名です。週1回1時間程の時間で問題をひたすら解きます。この勉強会が始まってから、ようやく焦りが生まれました。問題を解くスピードが先生や先輩受験生の足元にも及びませんでした。そこからは毎週の勉強会のために勉強する日々になりました。
ウィズ総合事務所では直前期の6月から税理士試験勉強に専念させてもらえる制度があります。勤務時間中は仕事をせずにひたすら勉強をし、さらに1人1部屋ずつの勉強部屋まで確保していただきました。しかも、お給料ももらいながらです。6月から私も勉強に専念させていただきました。正直、私の受験期はここから始まったと言えるほど、5月までと6月まででは勉強に向き合う気持ちが変わりました。
ウィズ総合事務所では働きながら、すごく恵まれた環境で勉強することができます。9時-16時の6時間労働制、試験前2か月間の勉強専念制度、勉強部屋の確保、勉強会の開催、教材費用の全額補助。この手厚いサポートは全く当たり前ではないですが、私はこのサポートのおかげで合格することができたと断言できます。手厚すぎるほどの環境と、絶対に受かるしかないというプレッシャーも程よく感じて“絶対に今年合格する”という気持ちを持ち続けられました。今年も2科目受験に挑戦していますが、この気持ちは変わっていません。
早期合格を目指す人にとっては最高の環境だと思います。
6月”TAC模擬試験”
6月中旬にTACの模擬試験を受けました。試験本番の会場の雰囲気に慣れておくと良いと梅田の会場受験をさせていただきました。
このころの私の実力は、各論点を浅めに満遍なく理解、総合問題は問題の取捨選択に自信がなく時間も足りていませんでした。TACの基礎期の実力テストで60点をやっととれるくらいだったような気がします。
実力テストや演習を提出していなかったですし、TACで公表されている各実力テスト・演習の順位表、得点表を見ていなかったので自分が今どのレベルにいるかもわかっていませんでした。
模擬試験の問題を見た瞬間、戦意喪失したのをよく覚えています。(笑)
試験の120分間、時間が余りました。今まで解いていた問題よりも格段に難しく、特に第一問と第二問は電卓を使う出番がないくらい解けませんでした。
第一問と第二問で60分、第三問で60分と決めていたのですが、第一問の解ける部分だけ解いて残りの80分くらいは第三問に使いました。
2023年のTACの模擬試験はざっくりとこんな感じでした。
- 第一問:リース・為替予約・連結会計の個別問題
- 第二問:本支店会計
- 第三問:総合問題
私の得点は、第一問:6点、第二問:0点、第三問:25点の計31点でした。第二問は白紙です。
実力が伴っていなかったことに加え、試験会場の雰囲気に完全に飲まれました。想像よりも受験者同士の距離が近く、全員が一斉に電卓をたたいている状況に圧倒されました。
受験を終えて、悔しいという感情はありませんでした。悔しいと思えるほど自分が合格の近くにいないことが分かったからだと思います。でもなぜか「よし、ここから頑張ろう」と前向きな気持ちでした(笑)(焦りももちろんありました。) 模擬試験には歯が立ちませんでしたが、6月中旬のタイミングで会場の雰囲気を体感できたこと、このままでは絶対に合格できないと思い知れたことは本当によかったと今も改めて思います。税理士試験に初めて挑戦する方には特に、会場で模擬試験を受験することをおすすめします!
次回は、心を入れ替えた私の模擬試験から試験本番までの勉強法をお話しします。