こんにちは、安川です。
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税理士への道完結!!
試験が終了してからすぐは、法人税法の理論を忘れないために理論マスターを最低でも週に1回は音読しようとか殊勝なことを思っていましたが、結局それが実行されることはありませんでした。試験終了後はもちろん、通常業務に戻り、法人の申告書を作成するわけですが、明らかに申告書づくりが楽になってました。正直な話、消費税法を勉強した後に、申告書づくりなどで効果を実感したことはなかった(国税徴収法なんて現時点で使ったこともありません)ですが、法人税法は違いました。いつしか申告書がちゃんと読めるようになってました。昔はソフト上で使用する申告書を選択することにすら苦労していましたが、今は別表の意味などが分かるのです。去年は黒字の法人の決算書を作成するのに四苦八苦していましたが、法人税法勉強後は、別表4や別表5の調整がかなり出てくるような法人でも申告書を作成できるようになってました。これほどまでに自分の成長を実感したことはなかったですね。でもこんなこと書いてますけど、この時点では税理士ではないのでいいのかもしれませんけど、税理士ならそんなこと当たり前だろみたいなことは、とりあえず置いておいてください。
この法人の申告書づくりが楽になったのは、自分にとってかなり大きかったです。法人税法を勉強する前は、かなり手探り状態で作ってたので負担が大きく、時間もかかってましたから。
そんなこんなでいつの間にやら合格発表が近づいてきました。合格発表は、今年も去年と同じ11月30日です。ただし去年と違うのは、今年は本当に11月30日に官報で合格か否かが分かるということです。去年は合格発表が近づくにつれ、ドンドン不安で眠れなくなり精神状態が不安定になってましたが、今年はそんなことはなかったです。まあ受かってなかったら、「まだ税理士には早いってことか」とか思うようにしてました。ちなみに11月30日って、事務所の月末恒例のミーティングの日だったんですよね。そのため、私が合格かどうかは、すぐにみんなの知るところとなりますし、不合格だった場合は、どんな感じでミーティングに出てればいいんだとか思ってました。
そして11月30日。前日は眠れないのかと思いきや、実はいつも通り眠れました。官報の発表が8時30分からで、勤務時間が9時からなので、いつもより余裕のある感じで起きて、結果を見てから出社することにしました。ネットで合格発表を見るなんて簿記1級以来です。一回目の時はいつまでたっても発表されずビックリしたもんですが(詳しくは過去のブログを読んでください。)。やはりこういうのって直前になってメチャメチャドキドキするもんでしたね。本当に年甲斐にもなくドキドキしましたよ。8時半になって意を決して官報のページを更新すると、11月30日の特別号外が現れました。税理士試験の合格発表の項目を探してクリックすると、遂に合格発表のページにたどり着きました。そこから石川県を探して名前を確認すると、「安川 大祐」という自分の名前が!思わず「よっしゃー!」って声出ました。その後すぐに山本先生にチャットで連絡したところ、これもまた過去2年と同じで、先生からはすぐに「おめでとう!」と返信がありました。
それからすぐに出社したわけですが、このとき出社途中の車内で徐々に冷静になっていく自分が思ったことというのは、「そういえば名前は確認したけど、自分の受験番号と一致しているか確認してない」ということでした。そんなわけないだろとは思いつつも、帰宅したときに番号も一致していることも確認して一応ホッとはしました。ミーティングの始まりで、受かっていることはみんなに報告しましたが、受かってる状態でミーティングに臨めてよかったです。なんか今思うと、合格発表についてはミーティングに対する心配が大きかったような気もします。受かってたんで、逆にいいタイミングと言える感じになってよかったかなと思います。
税理士試験合格の際にはケーキがお馴染みではあったのですが、今年は当日に用意されていたので、ビックリしました。そしてその大きさにもビックリしました。あんな大きなケーキ自分の人生では初めて見ましたよ。みんなが祝ってくれましたし、そのおいしさももちろん格別でした。来年以降は現在税理士を目指している後輩の子たちがこのケーキの流れを引き継いでくれるはずです。
こうして税理士試験に合格したわけですが、合格の一番の要因は何といっても環境だったと思います。正直言って、この事務所でなければ働きながら合格することはできなかったと思います。税理士試験の合格のための事務所のサポートが本当に大きかったと思います。予備校の講座受講の補助だけにとどまらず、6月からは受験に専念させてくれる、こんなところは他にはないんじゃないでしょうか。私は本当に超短期集中型ですので、6月からの勉強専念の日々がなければ、合格はまず不可能でした。6月から勉強に専念し集中できる環境づくりのためにサポートや業務のカバーなど様々な配慮をしてくれた山本先生、そして事務所のみんなには本当に感謝しています。来年以降、今度は私が税理士受験生の後輩のためにサポートしていきたいと思います。そしてこれからは、税理士という立場で一層顧問先、そして事務所に貢献していく所存です。
ここまで私のブログを読んでくださり、ありがとうございました!
次回作の「社労士への道」でお会いしましょう。こちらもご期待ください。