こんにちは。安川です。
前回のブログの続きです。
前回のブログはこちら 税理士への道 -19- 邂逅
準備完了
自分で辞めた会社から「もう一度働かないか」というまさかの申し出を受けたわけですが、この時の自分の気持ちとすると、どうしても働きたいとかいう気持ちは一切なく、自分としては失うものは何もないような状況だったので、条件さえクリアすれば働いてもいいというようなすごくフラットな気持ちでした。
そして、その条件というのはもちろん、税理士試験の勉強をちゃんと行える環境を作ることができるかということです。
勤務時間は、塾講師時代は夜の時間(基本は14:00~22:00)でしたが、昼の時間とのことで、勉強に支障はなさそうでしたし、基本給は辞める前と同額だとのことだったので、自分の中でクリアしなければいけない問題というのは、勉強時間を確保するためにも、「できるだけ勤務先の近くに住む」ということでした。
勉強のためには、昔のように大野から福井まで通勤に往復2時間近くかけることはできないですし、福井に住むとしても、例えば通勤に20分近くかかるようなところではわざわざ福井に住む意味もないと思っていました。自分の中の理想は「徒歩5分以内で通うことができる」でした。
すると、そんな物件が見つかったんですよ。なんと徒歩3分ぐらいで行ける物件でした。さらに近くにはスーパー、本屋、コンビニ、ドラッグストアなどが揃っており生活するにも何不自由ないようなところだったのです。それを見つけた次の日には福井までその物件とその周辺の確認に行きました。そもそも前の会社の近くだったので、どういうようなところかはよく知っている場所ではあったのですが。
そしてその足で、その物件の詳細を聞くため、管理する不動産会社にも赴きました。話を聞くと、今住んでいる人が3月中には退去するとのことだったので、4月から住むには問題なく、私の前に先客もいないとのことなので、特に問題なければ入居できるとのことでした。条件はクリアされたわけです。
そういうわけで、私は「もう一度前の会社で働く」と決心しました。ただし、もちろん会社に骨をうずめるつもりなど全くありません。
あくまでも税理士になるまでの繋ぎと割り切り、働いて最長でも3年、つまりはその時点から数えて3回目の試験(2回目の簿記1級の試験を合格したとして2021年の試験を1回目としたら、2023年の試験)までに合格するという青写真を自分の中では描いてました。3年間(実質は2年半)ぐらいならと、仕事をしながら勉強に全てを捧げる覚悟を決めたのです。
次回に続きます。