こんにちは。安川です。
前回のブログの続きです。
前回のブログはこちら 税理士への道 -15- 番号は出ているか?
開示点数の違和感
通常、簿記1級の試験は6月と11月の年2回行われます。しかしこの年(年度)はコロナにより6月の試験が中止となったため、その代替として2月にも行われたのでした。
そのため、不合格の結果を知ってほどなくして、また受験の申し込みをしに大野商工会議所に行ったのですが、このときに不合格となった11月試験の点数を聞いてみたのです。そうすると、確か64点でした。
このときに強烈な違和感を感じずにはいられませんでした。自分の自己採点と6、7点も違っていたからです。
商業簿記、会計学、工業簿記は自分の自己採点と成績開示の点数はほぼ同じだったのですが、原価計算の点数が自己採点では満点の25点ところ、成績開示では19点であり、6点違っていたのです。
しかし結局は、前回も書きましたが、TACとそれ以外の他社で解答が分かれていた部分が、結局はTACの方が正解で自分が書いた方が不正解だったということで、納得するようにしてました。でもただの語句問題1問で6点なのかという違和感はあったのですが…。
そして、2月の試験に向け勉強をしていく中で、前回の試験と向き合わなければならないと思い、前回の試験問題の復習をしてみたのです。
その際に、原価計算の部分の解答を数社見たのですが、自分の書いている解答がやっぱり全部合ってるんですよね。例の問題についても調べてみると、やはりどうもTACの方が不正解で、それ以外の他社の方が正解みたいなんですよ。
この時どういうことだと、正直自分でも何が起こっているのかよく分からなかったです。挙句の果てには、採点ミスなのではないかとか疑い出しました。
でも自分の問題用紙に転記した答えと、解答をよくよく見てみたんですよ。そうすると、最初の問題が、「利益率を答えよ」というような問題だったんですが、自分の転記した答えは「25%」であり、解答は解答欄に「25」、そして解答欄外に「%」の文字。
つまりどういうことかと言いますと、解答欄に「25」とだけ書かねばならないところに「25%」と書いてしまったがために不正解になったのです。あくまで自分の想像の域を出ない部分もありますが、各社の予想配点でも4点とか5点という重めの配点の問題だったこともあり、原価計算の得点が6点もずれていた原因は、もうこれしか考えられなかったです。
2回目の試験を目前に控え、やっぱり前回の試験は合格のはずだった試験だったということが判明してしまった…。正直言ってかなりガックリ来る出来事ですし、千載一遇のチャンスを逃したのではないのかとか、これはもう簿記1級とは縁がないんじゃないかとか、このときはマイナスのことしか頭に浮かばなかったですね。
試験に対する仕上がり自体は、前回と比べると雲泥の差で仕上がっていましたが、メンタル面では大きな痛手を負って2回目の試験を迎えることとなるのでした。
次回に続きます。