こんにちは。安川です。
前回のブログの続きです。いよいよ再出発の兆しです。
前回のブログはこちら 税理士への道 -9- Benefit Time終了
再出発と簿記2級
前回書いたように、月に2回はハローワークに行っていたわけですが、2019年内は求人情報とか見ることはもちろんありませんでした。
しかし2020年となってくると話は違ってきます。やはり失業保険の給付が終わりを迎えるというのは、かなり心理的に追い詰められるものがありまして(というか、34歳で無職の時点で、そもそも色々追い詰められていて瀬戸際だろうとかいうことは置いておきまして)、「流石にヤバイ」と思ったのです。こんなこと前にもブログで書いた気がしますが。
というわけで、1月の下旬にハローワークに行った際、無職になってからかれこれ8カ月、初めて求人票を見たのです。この時、塾講師をやっていたときの最後の1年間ぐらいは会社の経理とか総務をやっていたこともあり、そういった職種の求人票を見てみたのです。
そうすると、だいたい「簿記2級必須」とか「簿記2級又は簿記1級を取得をしていることが望ましい」みたいなことが書いてあるわけですよ。そこで安直な私は思いました。「とりあえず簿記2級とった方がよくね?」と。
思い立ったら吉日とばかりに、ハローワークを出たらすぐに大野商工会議所に電話して、まだ申し込みができることを確認し、即座に2月末の簿記2級の試験の申し込みをしたのでした。
このころはまだネット試験はなく、今みたいにいつでも試験を受けられるわけではなかったため、ちょうど試験が行われるタイミングでラッキーでした。ハローワークと大野商工会議所が目と鼻の先にあることを、この時ほどありがたく思ったことはありません。
ようやく話の内容が本筋に戻った気がします。 とりあえず簿記2級をとろうとしたわけですが、このとき、「どうせなら簿記1級も取った方がよくね?」とも思ったのです。
なぜかというと、ぶっちゃけた話、簿記2級ってそこまで軽い勉強量で済むものでもなく、いろいろなものが試される面もあり、働きながら取ろうとするとしんどいとは思うのですが、商業高校の会計科とかに真面目に通った子とかならまあ在学中に取れるものですよね?もちろん全商2級ではなく日商2級の話です。
(一応言っておきますと、全商簿記は「全国商業高校簿記」であり、全商1級は日商簿記2級に相当し、全商2級は日商簿記3級に相当します。全商は高校生が高校で勉強した成果を称えるためにあるって感じですかね。)
塾講師していた時に、福井商業高校の会計科に通っていて、推薦で県外の公立大学に合格した生徒がおり、その子が卒業間際の2月に日商2級に合格したという事実が、私にとっての日商簿記2級を捉える上での唯一のモノサシでした。
福商から公立大学に合格するような子であっても、楽勝で受かったわけではなさそうだったということを考えると、福商で勉強したとしても確かに簡単に取れるものではないのでしょう。
しかし、34歳の無職のおっさんが簿記2級を取って果たしてどうだって話ですよね。せめて簿記1級ぐらい取らないと就職の際にストロングポイントにならないんじゃないかと思ってました。実際は「簿記1級とったとて」、みたいな感じなのかもしれませんが、取得すれば最低でも会計に対する適正みたいなものは示せるかなと思ってましたね。
こうしていよいよ簿記の勉強が本格的に始まるのでした。
次回に続きます。