今回の税理士受験記は、合格発表と科目選択がテーマです。
こんにちは。山本庸介です。
4か月たってようやく1回目の税理士試験の結果が発表されました。その結果と、2年目の試験勉強の進捗を踏まえて、2年目の科目選択を改めて行ったお話を書きます。
税理士試験の合格発表
税理士試験の合格発表ですが、12月半ば頃、試験合否発表の通知が届きます。
結果は、
- 簿記論 合格29
- 財務諸表論 合格29
- 消費税法 合格29
- 相続税法 D
でした。
大丈夫だろうと思っていましたが、結果を見るまで分からないものです。結果を見て、よし!と大声を出しながらガッツポーズしました。田舎で税理士として生きるという目標に一歩近づきました。
家族と近しい友人そして職場の皆様に報告しました。皆さん喜んでくれました。職場では他にも税理士試験に挑戦している方がいます。その方と違って私は5カ月間専念することができました。あくまで控えめに、謙虚にこの結果を報告しました。
税理士試験の科目選択の切り替え
税理士試験の科目選択の切り替えについてお話をしておきます。
働きながら勉強をしていて、法人税法、所得税法、相続税法の3税法の勉強は相当ハードルが高かったです。所得税法は5つテキストがある内の3つまでしか終わりませんでした。年内は計算中心でしたので、暗記はまだほとんどしていません。消費税法の理論マスターと比べて2倍は厚みがある税法の暗記が待ち構えています。
早々に所得税法を諦めることにしました。
2年目は、
- 法人税法
- 相続税法
この2科目で行くと決めました。
TACでは合否結果を受けて選択科目を変更できたので、所得税法から相続税法に切り替えました。
TACの2年5科目パックをとっており、不合格科目があれば1科目無料再受講制度があるのですが、これは3年目のために取っておくことにしました。
詳しくは「税理士受験記⑪ 働きながら試験勉強をするための準備」で説明しているので、合わせてご覧ください。
税理士試験の勉強の状況
実務の大変さと面白さを感じていましたが、税理士試験の勉強は9月からコツコツ行っていました。といっても法人税法の計算が中心です。
暗記が得意な人だと言える人はあまりいないと思いますが、私は暗記が得意ではありません。また書いてある内容を理解しないまま暗記をすることは、意味を感じないため、ほとんどやりませんでした。
この頃には税法も含めて私なりの税理士試験の勉強スタイルが固まっていました。
- まずは試験範囲を一周して全体像をつかもうとする
- 個別計算問題を解く
- 全体像をつかめるまで繰り返し講義DVDを見る。全体像のどの部分をやっているか意識する
- 個別計算問題を繰り返し解く
- 計算とリンクさせながら暗記する
通信のメリットは、
- 講義を好きな時に好きな分だけ見ることができる
- 自分にあった講義スピードを選ぶことができる
だと思います。
税理士試験の勉強で役立ったTACの講義
1回見て理解できるほど賢くありません。繰り返し講義を聞いていました。1回目で理解できない部分があってもそういうもんだと思って止めずに聞きました。そういった論点でも計算問題を一度解いた後に2度目の講義を聞くとすっと理解できる時もありました。
相続税法も同じスタイルです。1年目の貯金もあったので、復習がてら講義を聞く際は3~4倍速で聞いていました。
この勉強方法は、後日、顧問先に説明する際にも役立ちました。TACの講師陣、特に通信教育で授業してくれる先生はTACの中でも名物講師や次期エースとなられる方々ばかりで、非常に説明が上手いです。受験生に対して説明している方法が、顧問先に説明する際にそのまま使えたりしました。
…つづく
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