こんにちは。山本庸介です。
僕は30代半ばで全くの未経験の分野、税理士の道に飛び込みました。それは簡単なことではなかったので、同じ道を志す皆さんの参考になればいいなと思い税理士受験記をこれから書いていこうと思います。一応下書きっぽいことを書いていて気付きました…受験前の会計知識レベルを書かないと参考にならないのではと(汗)
税理士受験生の皆さんは置かれている状況や環境がそれぞれ違いますので、まずは僕の携わっていた仕事内容・会計系の資格についてお伝えします。
受験前の会計レベル
- 大阪大学薬学部、同大学院卒業
- 国内外大手製薬メーカー勤務 4年間工場現場、6年間品質保証担当
- 保有資格(会計系) 日商簿記1級、全経簿記上級に合格
- 米国公認会計士試験に合格
大学は理系でしたので会計学や法律といったものは学びませんでした
お金とか経済ついて考える環境ではありませんでした。税金とか社会保険料とかよくわかんない。毎月たくさん天引きされるな~という感覚です。給与明細って、色んな数字が色んな場所にバラバラに書かれているじゃないですか。基本給と残業代はわかるが、どう組み合わせたら最後の手取り金額になるか分かりませんでした。まるでパズル。同期入社のマレーシア人が謎を解明し、流暢な日本語で説明してくれました。その時は「へー、そうなんだ。」と言いましたが、実際は全く理解できませんでした。
そんな僕でも新卒で入社し、工場に配属になって、漠然とした不安はある訳です。定年まで勤めることができるか?会社に依存して大丈夫か?などなど。一緒に働いていた自分のお父さんぐらいの年齢の先輩社員からはパチンコ、飲み会、ゴルフ等の話をしょっちゅう聞いていました。入社して1年後にリーマンショックが起こります。リーマンショックの影響はあまり受けませんでしたが、有名な上場会社でもリストラやM&Aのニュースは聞いていました。このまま仕事だけしていてはダメだな、今の仕事はもちろん一生懸命やるけど、それ以外にも何かしようと思い「どんな職種・業種でも必要なスキル」って何かなと考えた時に思いついたのが「簿記」でした。
簿記のテキストと問題集を買って、仕事終わりにコツコツやってました。
元々数字が好きだったので、簿記っておもしろいなと思いました。株式投資もしていたので、上場企業の有価証券報告書に書いてある意味不明な情報も簿記というフィルターを通すとうっすらと意味がわかるかなと思うようになりました。点と点が新たに勉強した知識によって線になる感覚が堪らなく快感で、もっと知りたいと思って簿記の勉強に取り組んでました。
…つづく